ゲーム業界

ゲームシナリオライターになるには【未経験者向け】

 

どうも、だいすけ(@apainidia)です!

 

 

今回はフリーランスのゲームシナリオライターについてです。

 

ときどき、

未経験だけどゲームのシナリオライターになりたいんです。どうすればいいですか?

 

と相談を受けることがあるのですが、そんな方のために今回は実際どうすれば未経験でもシナリオライターになれるのか?を実際にゲーム業界で外注担当経験のある僕が紹介します。

 

先に結論から言うと、この本を読んだらシナリオのお仕事がもらえる!なんて魔法みたいなものはありません。

 

 

ですので、この記事ではそういった抽象的な部分ではなく

 

どうすれば企業側からお仕事の相談がくるのか?を紹介できればと思います。

 

外注とは:フリーランスでシナリオライターをしている人に企業側から声を掛けること

 

 

外注ではなく、会社員としてライターを目指す方はこちらをどうぞ👇

オススメ記事

 

会社がシナリオライターに声を掛ける時とは?

 

具体的に何をすればいいのかを説明する前に、ゲーム会社のシナリオ制作の流れと、シナリオライターに外注を依頼するときはどういうときなのか、を説明させてください。

 

ゲームのシナリオの制作の流れは本当に会社によってバラバラなのですが、僕のいたチームだと

シナリオ制作の流れ

シナリオの世界観を決める(登場キャラも)

シナリオプロットを社内で執筆

プロットを元に外注ライターにシナリオ執筆を依頼

納品されたシナリオを確認して、修正依頼(一発OKだとお互い嬉しいんですけど、こればっかりはライターの力とプロットのクオリティによります)

社内ディレクターが校正し、データ化

 

ザっとこんな感じで仕事が進みます。

 

外注ライターには、プロットから最終稿までの間のシナリオを執筆してもらうことになります。

 

 

話を戻しまして、会社が外注ライターに声を掛ける時とはどんなときかと言いますと、

 

  • 大型案件により、社内ライターの手が足りない
  • 普段取引している外注ライターに何らかの理由によって仕事を依頼できない

 

こんな感じです。

 

人手不足は、予想外のタイミングで起こることが多いです。

 

だからこそ、そんな時のために外注担当は常日頃会社に合いそうなライターがいないか情報収集していますし、いつでも何人かに声を掛けられる状態にしています。

 

では、どのように情報収集しているのかを順に紹介していきます。

 

必ずTwitterやpixivで専用アカウントを必ず作ること

ぶっちゃけて言うと、ライターを探す時はまず既存で取引経験のあるライターに知り合いを紹介してもらうことが多いです。

 

すでに会社と取引のあるライターと交流をしているのであれば、会社側としても声を掛けやすいのですが、未経験となるとそう簡単にライターと知り合えることはないでしょう。

 

ですが、ライターの中には、身内を紹介する意外にも、知り合いでないwitterやpixivのアカウントを紹介してくれる人もいます。

(身内じゃないけど、この人どうですか〜みたいな感じです)

 

こんな風に自分の知らないところでライターがあなたを紹介することもあるかもしれないので、必ずTwitterやpixivの専用アカウントは発行しておきましょう。

 

 

まずはシナリオ作品を作り、ネットに上げておく

残念ながら、会社はライターを探している場合でも、ネットに上がっている作品をガッツリ読むことはあまりしませんが、別のライターがその作品を読んで口コミを広げてくれる可能性はあります。

 

例えばあなたが恋愛系のシナリオに強いのであれば、

 

「そういえば恋愛シナリオで面白い人を見つけましたよ」

 

なんてライターが会社側に紹介してくれることもあるので、企業に見つけらなくても同じ界隈のライターに作品をアピールするために、未経験でも恥ずかしがらずに作品をどんどん公開していきましょう。

 

具体的なお仕事依頼の流れ

本発注(正式な依頼)の前に、そのゲームに合ったシナリオを書けるのか、修正要望にきちんと答えられるのか、を見るためにトライアル課題(会社や作品によって名前は違う)の提出をお願いすることが多いです。

 

トライアル課題で報酬金が出ることもありますので、必ず連絡している担当者に確認しましょう

 

 

紹介orメールなどで直接コンタクトを取れたあとは、まず企業側からトライアルのテーマを出します。

 

例えば、

 

【女目線で】クリスマス当日の青春デートについ

 

みたいな汎用的なものもあれば、

 

このゲームキャラクターの幼少期エピソードを1万字で書きおこす(設定を渡しつつ)

 

みたいなかなり具体的で、本発注を意識したトライアル課題の提出を求めるところもあります。

 

ちなみに、報酬金については、個人的な感覚だと、前者だと報酬金が出ることは少ないです。

それとは逆に、後者のようなしっかりした設定で書いてもらうトライアルはかなり実際の執筆スタイルに近いですし、報酬金(本発注の何割か)が出ることが多いですね。

 

そんな具合で、トライアル課題を提出したあとは会社からの返事を待ちましょう。

恐らくいつまでに返事をするか、提出した後にメールがすぐ届くと思います。

 

もしあなたに本発注をお願いしたい場合は、そのままの流れで具体的なスケジュールや文字数、金額についての相談に移ります。

 

もし、その時お見送されても、機会があれば声を掛けさせていただくこともあります。

 

…が、こればっかりはタイミングの問題なので、本発注を断られても

 

「じゃあ次はいつ声を掛けてくれますか!?」なんて聞かれるとちょっと困っちゃいます。。

 

なので、できればその時は潔く

 

次の機会があればぜひご連絡お待ちしております。(静かな圧力)

 

ぐらいにとどめておいてもらえると…会社側としても嬉しいです。

 

まとめ:未経験でもゲームシナリオライターになるには、アピールが必要

 

この記事では、シナリオライターになるためにはどうすればいいのか?

ゲームシナリオライターになるためには、周りに対して

 

自分はゲームシナリオを書けますよ、仕事募集中ですよ

というのを一目で見て分かるようにしましょう。

 

そうすれば、企業から声を掛けてもらいやすくなります。

あとは、時々ライターが外注ライターに向けてセミナーをしていたりするので、積極的にそのセミナーに参加することをおすすめします。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。だいすけ(@apainidia)でした!

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