ゲーム業界

ゲームクリエイターの仕事内容、知りたくないですか?【現役が紹介】

どうも、だいすけ(@apainidia)です!

 

タイトル若干うざくてすみません。

 

ときどき、

 

ゲームクリエイターって何するの?

 

って聞かれることがあるんで、ちょっと記事にしてみようかなぁと思います。

 

そもそも、ゲームクリエイターって言葉の意味がすごく曖昧なんです。

 

ゲーム作りに関わってる人全員を総称して言う場合もあるし、プランナー・ディレクター・プロデューサーのようなゲームの企画や仕様を決めたりする人を指す場合もあります。

 

今回の記事で言うゲームクリエイターは、後者のプランナー・ディレクター・プロデューサーを指すことにします。

 

 

これでいうと、クリエイティブ部署でリーダーをやりつつもプランナーをしている僕は、ゲームクリエイターになりますね!

 

この記事でわかること

  • ゲームクリエイターの仕事
  • ゲームクリエイターになる方法
  • 僕の戯れ言

 

では、紹介していきますね。

 

ゲームクリエイターって普段何してんの?

髪の毛も金髪だし、スーツも着ないし、コンビニのバイトリーダー(深夜にいるヤンキー)やらサーファーやらによく間違えられる僕ですが、実はれっきとした会社員。

 

そう、ゲームクリエイターって見た目は会社員っぽく見えないけど立派なリーマンなんですYO!

 

では、そんなバイトリーダーっぽい会社員が一体どんな仕事をしてるのか、紹介しますね。

 

新企画の立案

プランナー=プランニングする人なので、企画の立案はむちゃくちゃ多いです。

 

と言っても、なんでも好きな企画を考えるんではなく、限られた条件の中で企画を出さないといけないので結構ハードです。

 

例えば、新規事業の企画の場合だと面白いと思えるゲームを企画してこい!…という感じではなく、パズルゲームで子供向けで親も一緒に楽しめるゲームを考えてこい!

 

みたいな感じです。

 

運営の場合だと、ゲームの新企画や新イベントを考えてこい!って感じですね。

 

 

ん〜。うまく伝えられてる気がしない。

 

パズドラで言うと、

 

半年後の降臨イベントに出すモンスターと難易度とパズルのギミック(敵の行動パターン)考えろ

 

みたいなお達しが上司からくだされるので、ユーザーに面白いと思ってもらえつつ、過去の降臨イベントと被らないような内容を考える…みたいなイメージです。

 

運用暦が長いゲームだと、チーム内で案がもう出し尽くされてる感があるのでむちゃくちゃ辛いんですよね。

 

雑巾絞るみたいに知識と経験で企画絞り出さないといけないんです。

 

ときどき、

好きなゲームを考えてプレゼンするのが仕事ですよね?

みたいなことをよく言われるんですが、好きなゲームを考えてこい、なんていうのは滅多に無いです。

 

会社内でのイベントごととか、新事業立ち上げのタイミングで僅かなチャンスはありますが、なかなか難しいですね。

 

日々の業務とは別に、自分で作りたいゲームの企画書を作っておいて、上司や会社の役員にタイミングを見計らって見せてみるとそのまま事業化する…みたいな話を聞いたことがありますが、プランナーはまじで激務なんで時間確保が難しいです。。

 

※ディレクターやプロデューサーになれば発言権が持てるようになるので、新事業の立ち上げにも積極的に参加できるようになります。

 

企画書から仕様書に落とし込む

新企画の立案も頻繁にありますが、どちらかと言うと会社のお偉いさんや上司が決めた企画書を仕様書に落とし込むことのほうが多い気がします。

 

下っ端は仕様書、偉くなれば企画書…みたいな感じですね。

 

仕様書っていうのはゲームについての具体的な仕様のことを紹介している、いわばゲームの説明書みたいなものです。

 

プランナーはデザイナー・プログラマー・シナリオライター・サウンドクリエイターなんかと連携しつつ仕事を進めていく必要があって、プランナーが作った仕様書を元にそれぞれの専門職の方々がゲームを作ってくれるので、プランナーが作る仕様書はマジでゲームの命です。

 

わかりにくい仕様書なんてプレゼンの段階で取り組み拒否されてしまいますし、仮に仕様書が分かりにくい、プレゼンも不十分…みたいな状態で開発が進むと、出来上がった時にわけわからんゲームができてしまうんですよ。

 

最悪の場合、1から作り直し…なんてこともあるわけです。

 

なので、ゲームクリエイター(プランナー)にとって企画力はもちろん、分かりやすい資料が作れるというスキルは絶対に必要です。

 

一見誰にでもできる簡単そうなスキルに見えますが、はっきり言ってこれは激ムズです。

(ちなみに僕はむちゃくちゃ苦手です)

 

言い訳すると、プログラマーとデザイナーって、いわば全く違う専門職の人たちなんで、その人たちにわかるような1つの仕様書書くのって大変なんですよ…(;´ρ`)

 

例えて言うなら、

 

アメリカ人と中国人とドイツ人に日本食を紹介する1つの資料を作りましょう。ただし、英語と中国語とドイツ語を使うと資料がとても見にくくなるので、できるだけ日本語で紹介しましょう。

 

みたいな感じです。日本語通じない人に日本語で資料作るって無理ゲーすぎません?笑

 

(決してプログラマーやデザイナーが日本語通じないっていう意味ではないですよ((;゚Д゚)ガクブル)

 

レベルデザイン(難易度調整)

これは運用タイトルにもよりますが、アクションものやバトルもの、パズルものなんかは難易度調整が必要ですよね。

 

敵のHP、行動パターン、倒したらゲットできるアイテム…

 

これらは全て、レベルデザインと呼ばれ、主にプランナーが難易度調整をし、ディレクターが最終チェックをする…みたいなケースが多いと思います。

 

レベルデザインを専門に扱う人もいますが、ソシャゲの場合はレベルデザインのみをする…みたいな人は珍しいですね。

(コンシューマーやらバトルもののソシャゲは専門チームがあることも)

 

あとはキャラのステータスやらスキルやらを決めたりするのもしますね。

 

初級〜上級など、難易度によって行動パターンは変えないといけないのでやることは多いし結構大変な仕事ですが、ゲーム作ってる感はすごくあるのでやりがいのある仕事です。

 

僕はどっちも好きでしたが、バトルのレベルデザインよりキャラのレベルデザインの方が好きでしたね。

 

運用のデータ分析

僕はソシャゲのゲームクリエイターなんですが、データ分析はむちゃくちゃやります。

 

というのも、ソシャゲは常にイベントが走っていたりガチャが更新されたりするので常にユーザーの動きを見る必要があるからです。

 

前回のイベントの売り上げはどうだったのか、どれぐらいのユーザーが遊んだのか、どんな意見があったのか、ボスの撃破率は遊んだユーザーの何%なのか…みたいな感じです。

 

「データマイニング」という、分析を専門業務にしている人がいるので、その人たちと数字を見ながら一緒に分析・考察していくことが多くなります。

 

週に1回ぐらい?多いときだと3回ぐらいありますね。(無駄なMTG削減しようぜ)

 

ただ、最近はデータマイングする人を社内で雇わず、分析や考察を専門に扱う会社に分析を委託しちゃうゲーム会社もよく聞きます。

 

 

コンシューマーの場合はちょっと分からないですね。。

 

最近はオンラインで追加パックを販売するゲームも多いですし、そもそもオンラインゲームがめちゃくちゃ普及したのでコンシューマー会社でもクリエイターは頻繁にデータ分析するんじゃないかな〜

 

不具合対応

うーん。不具合という言葉、嫌いだな…。

 

耳と目が痛いです(;^ω^)

 

不具合出すな!とユーザーから言われ、会社でも不具合出すな!と言われるのでチーム全体でリリース前には徹底チェックしますし、デバッグもデバッガーにお願いしてむちゃくちゃ頑張ってます。。

だから、

この糞運営はチェックしないままリリースして不具合出してる!

 

ユーザーでデバッグするな!

 

…みたいに言われると、未熟さを痛感してしまいますね。。

 

ちなみに、具体的に不具合対応って何すんの?って言われると、まぁいろいろやるんですが、基本的にはデータがおかしいので直します。

 

データ修正して、速攻デバッグして、問題無ければタイミング見てリリース…って感じですね。それ以外だと、サーバーがおかしくなって再起動する…とか。

 

 

ちなみに、時間とかは関係なく、ソシャゲの場合だと深夜でも不具合対応は普通にあります。

 

 

軽微なものならともかく、ゲームにログインできなくなるような重度の不具合の場合、深夜2時だろうが朝の4時だろうがおかまい無しでスマホが震え続けます。

 

不具合が出るのって、だいたい新イベントをリリースした翌日とかに出ることが多くて、リリースしてから2.3日は本当に恐怖で寝れません…。

 

他の会社のゲームとかでも不具合出してるの見ると、中の人をつい応援したくなってしまう…のと同時に詫び石を期待してしまう僕をどうか許して…ヒヤシンス

 

どうやってゲームクリエイターになったの?

本当は新卒から大手のコンシューマー会社に行きたかったんですけど、なぜか新卒では銀行員になってしまったので、社会人2年目の秋に転職エージェント使って未経験求人に応募しました。

 

企画書・自作のゲーム・応募先のゲームのキャラデザイン表みたいなのを作って応募したのが懐かしいです。

 

あと、面接とかでは自分でも笑えるぐらい熱意アピールしたんですが、成功して本当によかったです。。笑

 

ゲームクリエイターなりたいんだけど、どうやったらなれんの?

よく、競争率が高いと言われるゲームクリエイターですが、僕は実際競争率高いと思います。

 

特別なスキルや資格はいりませんが、ぶっちゃけ誰でもなれる仕事じゃないのも事実。

 

これさえ用意できれば就職できる!みたいな具体的な手法が無いので、必要なスキルなんかは自分で考えてもらうしか無いんですが、スキル以外のところでゲームクリエイターになるにはどうすればいいのかを紹介しますね。

 

新卒で大手に就職

もう本当、これが一番おすすめです。

 

もし学生なのであれば、就職活動でゲーム会社に入りましょう。

 

新卒であれば誰でも未経験なので、やり方次第では超大手に入ることも可能ですよね。

 

そのとき、できればソーシャルゲームの会社ではなくコンシューマーゲームメインの会社に行きましょう。

 

コンシューマーの企業は敷居が高く、転職するのが難しいと言われるので新卒のカードを有効活用するのがおすすめです。

 

最近オワコンなんて言われているコンシューマーですが、追加パッチを配信できること、オンラインプレイが容易なこと、Nintendo Switchの爆発的な普及などで息を吹き返しているのも事実です。

是非コンシューマーを、可能であれば大手を狙いましょう。

 

エージェントを使う

新卒でないのであれば、エージェントを使って転職するしか方法はありません( ;゚皿゚)。。。

 

 

企業から直接応募するケースもあって、時々直接応募できるなら企業はエージェントに紹介料を払う必要が無いので直接応募したほうがよい…みたいな意見を見ますが、未経験で企業に直接応募したところで落とされるでしょうね。

 

 

厳しい話、どれだけ熱意があっても転職となると未経験でも実際に何ができるのか…というところが見られるので、自分を売り込んでくれるエージェントを使わないと転職は不可能です。(プログラマーやイラストレーターなどの専門職の場合はその限りではありませんが)

 

もしゲーム業界に行きたいけど、新卒じゃ無い場合はエージェントを使いましょう。

 

 

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作品発表して直接スカウト

これはゲームクリエイターではなく専門職寄りなケースになるんですが、インターネット上やSNS上で自作の作品を発表して、企業からスカウトがくるのを待つ…という荒技もあります。

 

 

は?なにこれこれ個人で作ったの?

 

 

みたいなレベルの作品を発表しておきつつ、連絡先をこっそり添えておくと有名な企業からオファーがくる…かもしれません。

(ぶっちゃけ自分でそこまで作れるなら、その才能活かして何か別のことをしたほうがいいと思いますけど。。笑)

 

コネ入社

なんだかむちゃくちゃ汚いように聞こえますが、ようはゲーム会社で働いてる人に相談して、入れてもらえるなら入れて貰えばいいだけの話なんですよね。

 

ゲーム会社、本当に慢性的に人が足りてないので相談してみると結構いい反応が返ってくるかもしれません。

 

会社によっては、知り合いを紹介して入社したら紹介者t入社者に紹介●●万、みたいな報酬が決められてるところもあるので、声かけてみるといいかもしれません。

 

 

え。僕の紹介で楽に入りたいって?

 

うーん…

 

 

うーん…

 

 

(´ж`;)ゥ・・ゥップ・・・

 

(熱意ある方からのプレゼンをお待ちしております。笑)

 

これからどうすんの?

 

やっぱりクリエイターと名前が付いてある以上、自分がプロデューサーになってゲームを作りたいですね。

 

ゲームプランナーだけじゃなくて、ゲーム会社に勤めてる人はゲーム好きが多いし、みんな自分のゲームを作りたがってるんですよね。

(ゲーム嫌いなのにゲーム会社にいる人も中にはいますが、プランナーでゲーム嫌いな人はいないんじゃないかな…)

 

プロデューサー:だいすけ

 

のゲーム(コンシューマーがいいな)を作れるようにこれからも社畜頑張ります(人´∀`)

 

しんどいけど、ゲームクリエイター楽しいわ|まとめ

 

残業多いし、会社は変な人多いし、会社員に見られないゲームクリエイターですが、それでもやっぱりゲームっていう好きなことを仕事にできるってむっちゃ楽しいです。

 

会社員vsフリーランスみたいな話題がツイッターやらネットやらで定期的に浮上しますが、僕はぶっちゃけ好きな仕事をしているんであれば会社員でもフリーランスでも良いと思います。

 

ただ、自分がやりたくもない仕事をしている人がいるなら無理に会社員続ける必要もないんじゃないかなーと。

 

ゲームが仕事って、最高です。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。だいすけ(@apainidia)でした!

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