ゲーム業界

【これを身に付ければOK】ゲーム業界の転職で必要とされるスキルは?【未経験者必見】

今回は、ゲーム業界で働く際にどういったスキルが必要とされるのか?を職種別に紹介していきます。

  • ゲーム業界で働きたい
  • どういったスキルを身につければいいかわからない
  • スキルの身に付け方が知りたい

という方に向けた記事になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

筆者のゲーム業界で働いている経験、採用にも携わったことがある経験や知識を活かしてどこよりも分かりやすく紹介していきます。

職種に限らず共通して必要なスキル

各職種別に必要なスキルを紹介する前に、ゲーム業界で働く際に必要な共通のスキルや考え方を紹介していきます。

ゲーム業界で働くためには、ここで紹介することが大前提として身についている上で各職別に必要なスキルがある、という認識を持つことが重要です。

ぜひ参考にしてみてください。

コミュニケーション能力

様々な場所で言われていますが、ゲーム業界で働く上でコミュニケーション能力は必須です。

コミュニケーション能力が必要なのはプランナーだけなのでは?と思うかもいるかもしれませんが、「一つの大きなもの(ゲーム)を完成させるためにそれぞれが小さな作業をする」というのがゲーム業界の仕事ですので、どの職種においても同じ部署の人と連携を取りながらゲームの完成を目指す必要があります。

そのため、「相手が何を伝えようとしているのかを汲む能力」、「自分の考えを正確に伝える能力」といったコミュニケーション能力は必須です。

ゲームが好きという気持ち

ゲームが好きという気持ちはスキルではありませんが、業界で働く上で根底に持っておきたい重要な考え方です。

ゲーム業界は、ゲームが好きな人が非常に多く働いています。

ゲームは好きじゃない、という方は長続きしないことが多く、「楽しいことでないと仕事だと思えない…」と言う人も数多く存在します。

そんな人達と一緒に働かなければいけないということは、あなたも今業界で働いている人と同じぐらいゲームが好きという気持ちを持つ必要があるということです。ゲームが好きでないのに業界で働く場合、今現在働いている人とあなたとの考え方のギャップに苦しむことになります。

【未経験者の場合】強い熱意

未経験者の場合細かいスキルは求められませんが、その代わりに強い熱意が求められます。

特に20代前半で業界に入りたいと考えている方は、この熱意が非常に重要です。

私も業界に転職した際、熱意を買われて業界に入れたということもありますし、その考え方は今でも色濃く業界に(特にソーシャルゲーム会社)残っているように感じます。

ゲームプランナー

ゲームの企画を行うゲームプランナーは、発想力が大切と思われがちですが、発想力で能力が左右されることは稀です。

(発想力は鍛えることができますし、数字を改善する業務が多いため、クリエイティブな能力はあれば尚良し…といったレベルで、プランナーにとって必須レベルではありません)

また、ゲームプランナーになるには専門的なスキルが不要ですが、目に見えない・判断し辛いスキルが求められるため、「これを知っておけば大丈夫」という絶対的な指標がありません。

その代わり、これから紹介する2つの能力はどの会社でも非常に強く求められるので、ゲームプランナーになりたい方はぜひ参考にしてみてください。

強いコミュニケーション能力

職種に限らずコミュニケーション能力が大切ということを先ほど紹介しましたが、ゲームプランナー、及びゲームディレクターやゲームプロデューサーにはそれ以上の強いコミュニケーション能力が求められます。

コミュニケーション能力=誰とでも仲良くなる能力ではなく、相手の意図をしっかりと理解し、それに応えるのがプランナーに必要なコミュニケーション能力です。

1を聞いて10を理解し、20で返すというのがゲームプランナーの仕事になります。

この能力を鍛える為には何か特別な授業やカリキュラムがある訳ではないため、常日頃から「相手との対話」を心がけ、相手が何を伝えようとしているのかを考える癖を付けてみてください。

状況判断能力

ゲーム制作は思っているよりも大変なことが多いです。

事前にスケジュールを組み、その通りに進めようと関係者全員が努めますが、どこかで問題が発生します。

ゲームプランナーはそういった問題が発生した際の問題解決を担当することが多く、

  • 今何が起きているのか
  • どうすれば問題を解決できるのか

を冷静に判断する能力が必要です。

この能力もコミュニケーション能力同様鍛える為に特別ななにかがあるわけではありませんので、常日頃から何か問題が起きた際は状況の整理をし、問題を解決するためにはどうすれば良いのかを考える癖を付けてみてください。

PDCAやKPT関連の書籍を読み、日常的な問題を解決するレッスンをてみるのもいいかもしれません
筆者

クリエイティブ(デザイナー・イラストレーター)

ゲーム制作において、デザイン業務やイラスト制作業務を行う職種を総合してクリエイティブ職と呼称します。

クリエイティブ職はそれぞれの職種によって求められるスキルが大幅に異なるのが特徴です。

今回は、共通して必要な能力を紹介していきます。

基礎力

イラストを専門とする場合は基礎となるデッサン力が非常に重要です。

また、デザイナーとして働く場合はデザインに関する基礎的な知識が必要ですし、モデラーとして働く場合も人体の骨格や関節の動きの基礎を正しく理解しておく必要があります。

ソフトの使用ノウハウは各企業やタイトルがそれぞれ独自に持っているケースも多く、photoshopを巧みに使いこなせることは然程重要ではありません。

その代わり、あらゆる応用に利く根本的な基礎力が求められるケースが多いのがクリエイティブ職の特徴です。

新しく必要になってきた「3D・映像制作のスキル」

現在の日本のゲーム業界において、3Dを扱えるデザイナーは非常に重宝されます。

また、After Effectsを使用した高度な3Dモデルの作成・及び映像制作が可能なデザイナーはそれだけで実務経験が無くとも大手ゲーム会社に就職できる可能性があります。

これらのスキルはここ数年で一気に需要が高まってきたスキルで、業界内で供給が追いついていません。(人手不足)

そのため、上記で紹介している基礎力に加え、3D・映像制作ができるようにAfter Effectsを使用できることは業界に入る為にとても有効です。

エンジニア

実際にゲームを作るというイメージが強いエンジニア職。求められるのは、やはりプログラミング能力です。

また、リードエンジニアなどチームを取りまとめるエンジニアになるとコミュニケーション能力・マネジメント能力も必要になってきます。

開発に必要とされる言語

どのプラットフォームでゲームを制作するかによって求められる言語は異なります。

C#、C++、Swiftなどを扱えるエンジニアが多く、幅広い会社のニーズに応えることが可能です。

C#はUnityでも使用することができる言語なので、ゲーム作りに特化したエンジニアになりたいのであれば後述するUnityと合わせてC#を学習しておくのがおすすめです。

Unity,UEが使用できるのは強い

ゲーム制作において、ゲームエンジンを触ることができることがゲームを作る上では必須となってきています。

専用のゲームエンジンを開発するような大手企業を除き、一般的にはUnityが広くゲーム制作に使われているエンジンになっているので、Unityを使えるようになるというのはゲーム業界(デベロッパー)に入りたいエンジニアにとっては必須スキルと言えます。

Unityは個人でソフトを無料でインストールできる他、C#を活用できるということで、非常に需要の高いゲームエンジンです。

ゲーム開発を目指すエンジニアはUnityを使えるようにしておきましょう。

UE(UnrealEngine)については、UEを使用したタイトルは開発コストが高額になるため、まだまだ中小のデベロッパーには普及していません。

業界に入るためにはまずは中小のデベロッパーを目指すのが最短ルートなので、業界に入る前から無理にスキルを身に付ける必要はありません。

デバッガー

デベロッパーが指定した項目に沿って、正しくゲームが起動するかをチェックする職種です。

デバッガーは、最も業界に入りやすい職種と言われています。

誰でもできるようなイメージがありますが、必要な能力はもちろん存在するため、そちらを紹介していきます。

言われたことを正しく実践する能力

手当たり次第にバグを見付け出すのがデバッガーの仕事だというイメージを持っている方もいますが、実際のデバッガーは担当者やデベロッパー(開発会社)が正しいゲームのシステムをデバッガーに共有し、完成されたゲームが正しく挙動するかどうかをチェックするのが仕事です。

みなさんがイメージしているような端から端の壁に手当たり次第ぶつかるようなデバッグは「フリーデバッグ」と呼ばれるもので、これは業務のごく一部でしかありません
筆者

ですので、担当者やデベロッパーからの指定された依頼を全て正しく実行し、問題があれば報告する、という能力が必須になります。

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クリエイティブな能力というよりは、事務能力といったほうが適切かもしれません
筆者

デバッガーには、細かいミスを見つける正確さや、言われたことを淡々とこなせる能力が求められます。

問題解決能力

どれだけ優秀なチームが作っても、ゲームにバグは付き物です。

バグを見つけるのがデバッガーの仕事ですが、ただ単に見つけるだけでなく、

  • 同様のバグが想定される箇所の報告
  • 問題を解決するための提案

これらができるデバッガーは非常に重宝されます。

問題解決の提案をしたり、ソーシャルゲームの運営デバッグであれば運用体制の見直しを提案したりと、デバッガーには幅広い知識が必要になる場合もあります。

広い知識を活用して、問題を解決するにはどうすればよいのか?を提案できるのであれば、デバッガーとしては非常に優秀です。

まとめ

ゲーム業界は専門性の高い業務が多く、求人応募の際に実務経験が必要になるケースが非常に多い特殊な業界ですが、裏を返せば必要なスキルさえあれば未経験でも転職することが可能です。

自分が目指す職種にはどういったスキルが求められるのか、またどうすればそのスキルを身に付けることができるのか、を意識しながら経験値をため、転職活動を進めてみてください。

 

未経験の方は、スキルを磨くだけではなく転職活動の方法も工夫する必要があります。

以下の記事にて詳しく解説しているので、ゲーム業界に転職を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

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