
こういった第二新卒の方に向けて、成功する転職活動のやり方を実際に第二新卒で大手に転職した自分の体験談も交えながら、どこよりも詳しく紹介していきます。
この記事で分かること
- 第二新卒の転職活動を始める前に知っておきたいこと
- 転職活動のやり方・手順
- 履歴書や職務経歴書、面接などの対策方法

第二新卒で転職を成功させるには?
第二新卒の転職は、一般の転職とは違って第二新卒のやり方があります。
その第一歩として、第二新卒に強い転職キャリアアドバイザーに無料相談をしてみましょう。
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第二新卒で転職活動を始める前に知っておきたいポイント
まず、第二新卒で転職活動を始める前に、必ず知っておきたいポイントを5つ紹介します。
これを知っていると転職活動をスムーズに進めることができるので、ぜひ転職活動を始める前にチェックしてみてください。
ポイント①|就職活動と転職活動の違いとは【第二新卒の場合】


ざっくりと言ってしまうと、就職活動と転職活動に大きな違いはありません。
働きたい会社を探し、応募して書類選考と面接を重ねて内定をもらう流れはどちらも同じです。
ですが、転職活動には、就職活動と違って以下のような特徴があります。
転職活動の特徴
- 応募できるタイミングは企業によってバラバラ
- 求人が世の中に出回らない(応募できない企業も…)
- 企業は、志望動機などに加えて職務経歴やスキルを見る
転職活動の全体的な特徴として、転職活動は就活のように一斉に解禁されるものではないので、タイミングによって応募できる求人などに大きな差が出てしまうということがあります。
そして、新卒の頃に語った志望動機、自己PR、将来何をしたいのか…といったことに加えて、どんな仕事ができるのか…というポイントも採用のポイントになってくるので、転職活動の場合、自己アピールの方法が就活よりも複雑になります。
ポイント②|転職活動は、仕事を続けながらしよう。辞めてからは危険!


「転職活動は仕事を続けながら行うか、会社を辞めてから行うか」
これも転職活動でよく議論になるポイントです。
結論から言うと、よほどの理由がない限り仕事は続けましょう。
理由は以下の通り。
- 計画性のない人間だと思われる
- 内定が出るまで無収入となるので、精神的に追い詰められる
- 社会保険などの手続きが非常に面倒臭い
計画性のない人間だと思われてしまうと内定に大きく影響しますし、新しい会社が決まらずに無収入の状態が続くと、焦ってよく分からない会社に応募してしまったり、内定が出ず、そのまま転職活動を蛇足的に行ってニートになってしまったり…と、良いことがありません。
そういった理由から、なにか理由がある場合をのぞいて、今の会社は新しい会社が決まるまでは辞めないようにするのがベストです。
ポイント③|20代前半と後半で転職活動するときの違いは、「アピール内容と受けられる求人」


実は、第二新卒というのは、企業からすると非常に価値の高い状態なのです。
新卒ほど採用コストを掛けずに優秀な人材を獲得できる、吸収力やバイタリティがある人材が獲得できる…など、若手を欲するのはどの企業も同じです。
なので、第二新卒の転職には「第二新卒専用の求人」というものが存在しますが、20代後半専用の求人というものは存在せず、第二新卒向けの求人に応募することができなくなります。

※第二新卒をすぎると、未経験業種に応募できる求人数はガクっと減ります
そして、アピールの方法も異なってきます。
第二新卒は働いてまだ間もないため、スキルや経歴をアピールすることが難しいのが正直なところ。


企業も第二新卒の特徴を十分に理解しているので、第二新卒で転職活動をする場合、スキルや経歴はあまり重視されません。
その代わりに重視されるのが、新卒の就活と同じように志望動機や自己PR、その会社に入って将来的にどんなことをしたいのか…ということなのです。
※もちろん、優秀な経歴があれば立派なアピールポイントになるのでガンガンアピールしましょう
そして、20代後半になると経歴やスキルをより詳しくチェックされるようになり、いわゆる"即戦力"さが必要になってきます。
第二新卒は将来性の高さを求められる、20代後半は即戦力を求められる、と覚えておきましょう。
ポイント④|転職の”旬”とは?1年で最も採用されやすい時期ってあるの!?
就活と違って、転職にはタイミングの要素が絡んでくるようになる…とページの冒頭で軽くお話しました。
では、転職活動を行うベストなタイミングはいつなのか?
答えは、12~2月です。
その次に6~7月。


転職市場も新卒市場と同じく年度はじめに向けて企業は人材を求めるようになるので、「年末から年始のタイミングで転職活動をして、4月から実際に新天地で働く人材を捜す」…というパターンが多いです。
そのため、4月に入社できるように冬の時期に転職活動を始める人が増えることから、企業も採用活動が活発になります。
その次に、春が終わって梅雨〜初夏のタイミングに市場は活発になります。
年度が変わって抜けてしまった人数の補完…という意味もあるのですが、このタイミングは前年度や前4半期の実績を踏まえて事業計画が固まる時期。
事業計画が固まると各企業はその計画を達成するための人材獲得に力を入れ始めるので、それがこのタイミングなのです。

上記のように、転職市場が活発になる時期というのは存在するのですが、転職活動は就職活動とは比にならないぐらいスピード感を求められる、早い者勝ちの椅子取りゲームです。
採用数は新卒入社よりも厳密に決まっていますし、欠員の補充という意味でも、良い人がいれば企業はすぐに内定を出すのが転職市場。
つまり、気になる求人に応募するかどうか悩んでいると、その求人はすぐに他の誰かに取られてなくなります。
ですので、転職市場が活発になるタイミングは確かにあるのですが、自分が行動できるときに最速の状態で求人応募などを行わないといけないのが転職活動なのです。
ポイント⑤|転職活動は最長でも3ヶ月で終わらせよう


転職したいと考えている人の中には、「いい求人があれば転職したい」と言ってなかなか実際に行動しない人がいます。
残念ですが、こういった人たちは転職できません。
厳しい現実を突き付けてすみません!ですが、僕はただ煽っているだけではありません!
その理由には、
- 世の中に出ている公開求人にいい求人はほぼ無い
- 転職エージェントのサポートは通常3ヶ月で終了する
- ゴールを決めないと、永遠に終わらない
といったものがあります。
※公開求人や転職エージェント、など、詳しく知らない単語が出てきたと思うので、これについては後ほど詳しく紹介していきます
先ほども紹介したように転職活動は早い者勝ちの椅子取りゲームです。
実は、いい求人は世の中に出回る前にあっという間に無くなってしまうので、なんとなく求人を探しているだけでは、いつまで経っても"いい求人"を見つけることができません。
一般的に、転職活動は2ヶ月ほど掛かると言われています。
※早ければ1ヶ月で決まるケースもありますが、これは特殊なパターンです
転職活動は、以外と体力を使います。
今の仕事を続けながら転職活動を何ヶ月も続けて長期化しまうと想像以上に疲れが溜まって内定も出ない、仕事も疲れて集中できない…などの悪影響が出てしまうので、なるべく早めに終わらせるべきなのです。
まずは転職活動の大きな流れを理解しておこう


転職活動は、大きな流れで言うと
- 働きたい会社や業界を絞る|自己分析
- 情報収拾|企業研究
- 履歴書・職務経歴書の作成|応募準備
- 求人を見つけて応募|書類選考
- 面接|複数回の面接
- 内定
転職活動は、この6ステップに分けることができます。
第二新卒の転職活動においては、特に1~3が重要になってくるので、覚えておきましょう。

やりたい仕事や業界を見つけるために、自己分析は必須
転職活動を初めて一番最初にするべきなのは、自己分析です。


新卒の就職活動中、嫌というほど自己分析をした人も多いと思います。
そのときの経験があるので、なんとなく自分の強みや弱みは理解できている…という人も多いかもしれませんが、転職活動において、社会人になった今、改めて自己分析することが非常に重要なんです。
その理由をまとめました。
- 人の考え方は日々大きく変化しているため、自分の知らない強みが生まれている
- 自分を深掘りしておくと、履歴書や面接での受け答えがスムーズになる
- 自分に向いている仕事、避けるべき仕事が見つかる
- ミスマッチが無くなり、転職先での「こんなはずじゃなかった…」を防げる
このように、自己分析をしっかりと行うことで結果的に後々の転職活動をスムーズに進めることができるようになります。
それだけでなく、新しい職場でのミスマッチも無くなるため、すぐにまた転職する…といった失敗を防ぐことができます。
転職活動では、転職サイトにある自己分析を使うべし【選び方も紹介】


学生の頃の自己分析と言えば、学生時代の体験を元に、自分の嬉しかったことや長所などを自分で深掘りしていく人が多いですよね。
確かにこれは面接で使えるオリジナルエピソードを発掘できるので魅力的な手法ですが、転職活動となると社会人は忙しいですし、あまり自己分析に時間を掛けることはしません。
ですが、学生の頃よりもより精度の高い客観的な分析が求められます。
時間を掛けずに、精度の高い分析をする必要がある…聞いているとなんだか難しそうですが、そこで活躍するのが、転職サイト内にある自己分析サービスです。
新卒の頃にもリクナビやマイナビで強みがわかる無料診断などを受けたことがあるかもしれませんが、それと似たようなものだと思ってもらえればOKです。
新卒の頃と違うのは、転職で使える自己分析サービスは非常に数が多いため、精度の高い自己分析がどれなのかを見定める必要があるということ。

使うべき自己分析サービス
- 信頼性があり、情報量が多い
- 性格に加え、おすすめの仕事を教えてくれる[適職診断]でもある
- 全て無料で使える
次からは、この条件を高いレベルで満たしているサービスを紹介します!
おすすめの自己分析はミイダスコンプテンシー診断


先ほど、自己分析は
- 信頼性があり、情報量が多い
- 性格に加え、おすすめの仕事を教えてくれる[適職診断]である
- 全て無料で使える
これらの条件を満たすものを使いましょう、と紹介してきました。
そして、実際におすすめなのが株式会社ミイダスが提供しているミイダスコンプテンシー診断です。
ミイダスコンプテンシー診断とは?
- 147種類という豊富な診断内容
- 向いている仕事、避けるべき仕事が点数別で各業種別に分かる
- ミイダスを使えば、適正年収も把握することができる
- 診断結果がレポート形式で非常に見やすく、pdf出力も可能なので流用できる
- 完全無料
ココがポイント
ミイダスは、ミイダス株式会社が運営するアプリを中心とした転職サイトサービスです。ミイダス株式会社はdodaを運営しているパーソルキャリアが子会社化した会社なので、信頼性も高く、非常におすすめです
詳しくは別記事で紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。
あなたにおすすめ
※ミイダス適性検査=ミイダスコンプテンシー診断
求人選びのコツは、各種サービスの使い分け!転職エージェントと転職サイトを賢く使おう


自己分析が終わったあとは、いよいよ求人を探しましょう。
※この段階では、働きたい業界や会社のイメージはフワっとしていても問題ありません
求人を探す方法には幾つかありますが、代表的なものは5つです。
求人を探す方法
- 転職サイト
- 転職エージェント
- 転職イベント
- 求人誌 / 求人チラシ
- ハローワーク (ジョブカフェ)

それぞれにメリットとデメリットがありますが、一般的な転職でおすすめなのは
- 転職エージェント
- 転職サイト
- 転職イベント
この3つを活用することです。
これらをうまく使いこなしながら自分の理想とする求人を探しましょう。
※求人誌やハローワークなどは、地域に根付いた求人に強いため、例えば地元で就職したい人などは転職サイトなどよりもこちらを活用するのがオススメです
転職サイトを使って転職活動をする場合


転職サイトは、その名の通り求人を検索できる転職のためのサイトです。
転職サイトは、自分で条件を細かく指定して求人を検索できるのが最大の特徴と言えます。
また、あらかじめ自分の希望条件を入力しておけば、自分で検索しなくともメールなどで連絡してくるので、最初の設定をしっかりしていればメールを確認するだけで良いのもポイント。
転職サイトにはそれぞれに特徴があります。
リクナビNEXTは提携している外部の転職エージェントからもスカウトメールが届くので、気になるメールに返信するだけでOK。
dodaとRe就活には転職エージェントが在籍しているので、気になった求人をそのままエージェントにサポートしてもらうことが可能…など、転職サイトにも様々な特徴があります。


転職サイトは確かに求人をチェックできるので便利なのですが。もちろんデメリットもあります。
転職サイトのデメリット
- 履歴書の添削や面接対策などのサポートが無い
- 公開されている求人に偏りがある
- とにかく大量のメールが届くため、大事な情報を見逃してしまう
転職サイトには、上記のようなデメリットもあります。
求人を探すには良いですが、実際に応募するとなると転職サイトだけではなく、転職エージェントを利用するのがデメリットを打ち消す最も確実な方法です。

関連記事
転職エージェントを使って転職活動をする場合


転職エージェントは、転職サイトとは違って転職活動をサポートしてくれる担当者が付きます。
有名な転職エージェント
転職エージェントの特徴は、先ほども言いましたが担当者が付くことです。
求人紹介から履歴書の添削、面接対策など、あらゆるサポートを行ってくれるので、特に転職活動に慣れていない人は必ず使いたいサービスです。
転職サイトには公開されていない「非公開求人」や、そのエージェントしか保有していない「独占求人」などは、転職サイトで公開されている求人よりも優良求人であることが多く、転職するかどうか悩んでいる場合でも相談に乗ってくれるので、使わない手はないでしょう。


転職エージェントは転職活動をする際には必ず使いたいサービスですが、良い点ばかりではなく、気を付けなければいけないポイントも。
転職エージェントのデメリット
- 初めは1時間ほどのキャリアカウンセリングを受けなければいけない
- エージェントも人間なので、相性が悪いと転職活動に支障が出る
- エージェントによってはよく分からない求人を提案されることもある
などのデメリットがあります。
とは言え、キャリアカウンセリングはどういった会会社で働きたいか?などの質問があるので、そこまで堅苦しい者でも無いので気構える必要はありません。

相性が悪いエージェントに当たらないためには複数の転職エージェントを使って自分と相性の良いエージェントを見つけることがおすすめなのですが、もし一つのエージェントしか使わない場合でも、担当者を変えることができるので安心です。
自分の望まない求人の応募を強制してくるようなエージェントを避けるためには、優良な転職エージェントの見つけ方を把握しておく必要があります。

あなたにおすすめ
転職イベントは、企業の採用担当者と会えるチャンス


転職イベントは、各社の人事と直接話ができる貴重なイベントです。
そのまま選考に進むこともあるので、気になる企業が出展していればぜひ参加しましょう。
有名な転職イベント
- doda転職フェア
- マイナビ転職フェア
- Re就活転職博
各企業の出展ブースでは、会社の人事や実際に働く社員と話ができるのが特徴です。
そのため、求人やネットで見るだけの情報以外にも、仕事内容や職場の雰囲気などの情報をよりリアルに知ることができます。気軽に質問できるのも良いポイントと言えます。

来場者プレゼントや転職に関する相談ができるブースなども用意されており、イベントは充実しているものばかり。
タイミングが合うのであれば是非足を運んでみることをおすすめします!
履歴書と職務経歴書の準備を始めよう


転職サイトや転職エージェントを使って求人をチェックできるようになれば、次は実際に求人に応募するための履歴書と職務経歴書を準備しなければいけません。
履歴書はなんとなくわかると思いますが、転職活動が初めての場合、職務経歴書ってなかなか聞き慣れない単語ですよね。
職務経歴書は、あなたが今までどんな内容の仕事をしていたかを紹介する書類です。

履歴書と職務経歴書の違いとは?


履歴書は、経歴や志望動機、簡単な自己PRを記載するもの。
職務経歴書は、あなたが今までしてきた仕事の内容を詳しく応募先の求人に伝えるためのものです。


或いは、転職エージェントに相談すれば詳しい書き方を丁寧に教えてくれます。
更に、応募する求人によっては書類通過しやすい志望動機や自己PR文章などをレクチャーしてくれるので、分からない場合は相談してみるのもおすすめです。

履歴書と職務経歴書のおすすめフォーマットを紹介


履歴書も職務経歴書も、フォーマットによる大きな差はあまりありません。
企業の採用担当者も、フォーマットがおかしいから不採用!なんてこともしないので、フォーマット選びはそこまで気負いしなくても大丈夫です。

ただ、最近は紙での履歴書提出は珍しくなってきているので、まずはデータで作っておいて、必要になれば紙に印刷するようにしましょう。
おすすめは、リクナビNEXTで無料配布しているテンプレートを使うことです。
シンプルでわかりやすく整理されていて、エクセルとワードどちらでも作れるようにフォーマットが用意されています。

>>リクナビNEXTの履歴書・職務経歴書テンプレートの配布ページはこちら
志望動機と自己PRは、企業ごとに変えるのがおすすめ

それに、志望動機と自己PRはどちらもとも応募する企業によって変えるのがベター。流用は避けましょう

志望動機と自己PRは、各企業が今どういった人に内定を出したいのか…に合わせて、その都度変えていくのが書類通過の確率をウンとあげるポイントです。
ですが、気になる企業にはどういう履歴書を用意すればいいのか…というのはなかなか自分では分からないですよね。
そこで使えるのが、転職エージェントです。
転職エージェントは、求人を出している企業の採用担当者と直接話をしているため、今企業はどんな人材を求めているのか…というのをしっかりと把握しています。
それに加え、あなたが応募しようとしている会社で既にそのエージェント経由で過去に誰かが内定を出している場合、どういった履歴書や職務経歴書なら書類通過されるのか、そしてどんなことを書けば内定に近くのか…というのをデータとして持っています。
そのため、より精度の高い履歴書と職務経歴書を準備することが可能なのです。

転職エージェントとの面談
履歴書と職務経歴書を準備できれば、その後は求人に応募しましょう。


転職エージェントを使うべき理由
- 履歴書と職務経歴書を添削してもらえる
- 推薦状を用意してくれる
- 公開されている条件よりも良い”非公開求人”がある場合も
これらを行ってくれるため、書類通過率や面接通過率が格段にUPします。
先ほども紹介しましたが、第二新卒の転職では転職エージェントを使うことを強くおすすめします。

使うべきおすすめ転職エージェントは以下のおすすめ記事からどうぞ。
ココがおすすめ

【服装は?】転職エージェントに必要なものは?準備すべきもの一覧


転職エージェントの面談が決まれば、その日までに必要なものを準備しておきましょう。
面談までにしておきたいこと
- 自己分析を終わらせておく
- 履歴書と職務経歴書の準備(完璧でなくとも大丈夫です)
- なぜ転職したいのかをしっかりと伝えられるようにしておく
これだけ終わっていれば、転職エージェントの面談準備はバッチリです。
転職エージェントの中には、面談の前に履歴書と職務経歴書をサイトにアップロードすることができるエージェントもあるので、そういったエージェントはできるだけアップロードしておきましょう。
事前に履歴書と職務経歴書を送っておくと、面談の前にエージェントもあなたがどういった人物なのかを把握してくれるので、面談がスムーズに進みます。
※履歴書と職務経歴書は先ほどフォーマットなども紹介しましたが、時間が無いようでしたら転職エージェントとの面談の後に用意する、でも大丈夫ですが、上述の通りスムーズに面談を進めるために、できるだけ準備しておくことをおすすめします。

面談当日の注意点
- 服装は清潔感があればスーツでも私服でもOK
- 最低でも筆記用具とA4の書類が入るカバン(リュック)を持って行く
- 現職の名刺は渡さない
これらは忘れずに覚えておきましょう。

転職エージェントとの面談で伝えるべきポイント


転職エージェントの面談は、大まかに
- 自己紹介と、今の悩みをヒアリング
- どういった会社で働きたいかのヒアリング
- 求人の紹介
こういった流れで進みます。
この中で、面談中にエージェントにいくつか伝えておくとより転職エージェントを活用できるというものがあるので、紹介していきます。
伝えるべきポイント①|はやく転職したい、という意思表示をする
転職エージェント側からすると、転職意欲の高い人ほどしっかりと支援してくれます。

そのため、転職意欲が高い場合はそれを隠さずにしっかりと伝えておくと、あなたへのサポートの優先度を高めてくれるのでエージェントを有効活用できます。

伝えるべきポイント②|ここをメインで使うつもりだが、複数の転職エージェントを使うことを検討している、と伝える
先ほど転職エージェントにとって、転職意欲の高い人やすぐにでも転職したい人の優先度を高める…といった紹介をしました。
そして、それと同じぐらい転職エージェントにとって大切なのは、「優先度が高い応募者が他所のエージェントに取られてしまうこと」です。
初めから他所をメインで使っているからここはサブで使いたい…と言ってしまうと、最初からエージェントもやる気がなくなってしまいます。
(本当はやる気に関係なくしっかりと仕事はしてほしいですが…)
なので、「ここをメインで使いたい」だったり、「他のエージェントも登録はしたが、面談にきたのはここが初めて」と言ったような特別感をエージェント伝えることで、「この人は絶対に自分のサポートで転職してもらおう!」と、普通にエージェントを使うよりも熱意を持って転職活動のサポートをしてくれるようになりますよ。
とは言いつつも、実際に複数の転職エージェントを使うことは自分と相性の良い転職エージェントを見つけるという意味でも非常に重要なポイントなので、ハッタリではなく、実際に複数の転職エージェントを使ってみるのがおすすめです。
求人選びのポイントは?


エージェントから求人を紹介されるとき、業界によっては一度に何十件も紹介されるケースも珍しくありません。
また、エージェントによっては特定の1社を熱烈にプレゼンしてくるエージェントもいたりして、どれも新鮮で目移りしてしまうかもしれません。
ただ、その場その場でなんとなく良いと思う求人に応募していると、本当の転職の理由を見失ってしまい、転職先で「こんなハズじゃなかった…」というミスマッチを起こしかねません。
求人票の条件が魅力的に見えたり、企業サイトをみるとなんだかオシャレで良い感じに見えたり…転職は、各企業も人材獲得に必死なのであの手この手を使って応募者を増やそうとします。
企業の中には、見た目だけを取り繕って中身がスカスカのいわゆる”ブラック企業”が紛れ込んでいることも。
そんな隠れブラック企業への応募を防ぐためにも、気をつけるべきポイントを2つ紹介していきます。
求人応募で気をつけるべきポイント
- 求人の企業紹介文は裏を見る
- 企業研究と企業の内情をしっかりと把握しておく

求人の企業紹介は裏を見るべし!


- アットホームな社風
- 幹部候補募集
- やりたいことにチャレンジできる
こういった謳い文句をよく見かけますが、これらは言い方を変えると危険なパターンもあります。
いくつか簡単に紹介すると、以下のような考え方ができます。
アットホームな社風 | 仕事外でも社員の付き合いが色濃くある |
幹部候補募集 | 責任のある仕事を任されるが薄給 |
やりたいことにチャレンジできる | 自分でなんでもやらないといけない |
風通しの良い社風 | トップダウン式で自分の意見が通らない |
若い仲間が集まっています | 離職率が高い |
事業拡大のため、採用強化 | 慢性的な人手不足のため、残業過多の可能性有 |

企業研究と企業の内情把握は、転職エージェントに聞く&口コミサイトをチェック!
求人に応募する際、業務内容はもちろん、それ以上にしっかりと企業の社風も把握しておきましょう。
とはいえ、転職活動における企業研究は新卒の頃とは違ってOB訪問やインターンなどの制度がないので、できることが限られてきます。
そんな中で、僕が転職活動をした際に実際に行った企業研究は、以下の通りです。
実際に行った企業研究
- 企業の決算資料と事業報告書を確認
- 企業サイトにてここ直近1年のIRを確認
- 社長や役員の出版本や記事を読み、経営層がどのような理念を持っているかを把握
- 転職エージェントに実際に企業に行った時のイメージを教えてもらう
- 口コミサイトでチェック
決算資料や事業報告書、IRは各企業の公式サイトから必ず確認が可能です。
フワっと眺めるだけでもその会社への理解度が高まるので、ぜひチェックしてみてください。
また、会社の経営陣が有名な人であれば、著書や取材記事などが出回っていることがあります。
転職の優先度が高い企業であれば、目を通しておくと会社への理解が深まるため、おすすめです。

そのほかに企業の内情を知るためには、転職エージェントが必ず求人を出している企業の担当者と直接話をしたりオフィスに行って打ち合わせをしたりしているはずなので、その時の印象を聞いてみるといいでしょう。
実際にその転職エージェントから内定が出ている企業であれば、先輩内定者から会社についての意見やアンケート回答をエージェント経由で聞くこともできるはずなので、エージェントに求人先がどういった雰囲気なのか知りたい、と相談してみてください。

企業の口コミサイトは、どこよりもリアルな情報が獲得できて便利な反面、口コミを投稿している人のほとんどが既に会社をなんらかの理由で辞めている人たちばかりなので、どうしてもネガティブな口コミが多いです。
会社をやめる=何か会社に不満があったということで、ネガティブに誇張されている口コミも珍しくありません。
火のない所に煙は立たない…という言葉もありますが、口コミはあくまで参考用に考えておくと良いでしょう。
面接に進んだらどうすればいい?第二新卒の転職で各面接時に気をつけたいこと


- 自分のことを良く見せようと話が長くなる
- 面接官の質問にうまく答えられない
- 面接の後、話が噛み合っていないことを思い出してドンヨリ
あなたも新卒の頃の面接ではこういった失敗をした経験があるのではないでしょうか。
これらの失敗に共通しているのは、自分の軸が一貫していないため、聞かれた問いに対して答えが曖昧になってしまうことです。
もちろん、全ての問いの答えを事前に用意することはできませんが、考え方に一貫生があると面接官が明らかに奇をてらった質問をしてこない限り、対話の中でしっかりと自分の魅力を伝えることができます。


第二新卒の面接では、あなたが優秀であるということを伝えるよりも、「将来性」だったり、「一緒に働いてみたい」と思われるように、面接官に興味を持ってもらうことが大切です。

では、面接官に興味を持ってもらうためにはどうすればいいのか?
面接官が少ない時間であなたに興味を持つポイント
- 姿勢、身だしなみがしっかりとしている
- 企業のことをしっかりと理解している
- 話の内容に矛盾がない
- あなたが何をできる人材なのか、を正しくアピールできる
面接では、これらを意識することが大切です。
大切とはいっても、これらを意識するだけで本番に挑むのはなかなか難しいですよね。
自分の面接の受け答えに苦手意識があるのであれば、サポートがしっかりしている転職エージェントを使うというのがオススメです。
サポート力が高いエージェント
どの転職エージェントでも、経験が浅いからという理由で第二新卒で転職する応募者に対してしっかりとサポートをしてくれますが、上記のエージェントは実際に使ってみて特にサポート力に長けていると感じたエージェントです。
エージェント選びの参考にしてみてください。

面接の前に確認しておきたいこと
それでは、ここからは、
- 面接の前に確認しておきたいこと
- 一次面接で気をつけたいこと
- 最終面接で気をつけたいこと
を紹介していきます。

面接の前に確認すべきこと
- 服装・身だしなみは整っているか
- ビジネスマナーを守れているか
- 簡潔に自己紹介ができるか
- 企業が今力を入れている事業は何か説明できるか
服装や身だしなみは、最低限守っていればOKと思っている人が多いかも知れませんが、自分ではやり過ぎなぐらい整えた方が良いでしょう。
面接で落とされる理由に意外と多いのが面接の内容以外の部分。
服装もそうですが、入室前の態度や受付への振る舞いなどで悪印象を与えると、それだけでNGが出るケースもあるので注意が必要です。

そのほかにも、面接の前に企業の最新のニュースなどもチェックしておくと良いでしょう。
そのときにおすすめなのが、NOKIZALというアプリです。
あまり聞き慣れないとは思いますが、NOKIZALは日本企業のあらゆる情報を調べることができるアプリです。
具体的には、
- 公開されている企業実績
- 企業のニュース(日経ビジネスや新聞メディアに掲載されているもの)
を企業別で調べることができます。

次からは、各面接のステップごとに気をつけたいことを紹介していきます。
一次面接で気をつけること
新卒の頃とは違い、多くの会社では転職の一次面接では入社した後、あなたの直属の上司となる人物が出てきます。

転職エージェントを使っている場合、次の面接で誰が出てくるのか、は事前に教えてもらえるのでもし分からない場合は聞いてみることをおすすめします。
そして、あなたの上司となる人物が出てきた場合、もちろん先ほど紹介したような第一印象の部分や軸を持った話をして相手に興味を持ってもらうことも大切なのですが、それ以上に
- 現場の雰囲気はどうか
- 社員の残業時間の平均は
- 実際に入社した後はどういった仕事を任せてもらえるのか
など、現場のことで気になることはこの段階で聞いておくことを忘れないようにしましょう。


そういった質問をしてみて、もしこの段階でなんだか合いそうにないな…と思った場合、選考通過の連絡がきても辞退するようにしてください。
現場の人間と合わないのであれば会社に入って人間関係で苦しむことになるので、なんとなく通過したから次の面接に行く…というのは避けた方が良いでしょう。
最終面接で気をつけること
第二新卒の面接では、一次面接の後は二次面接ではなく最終面接、ということが多いです。

最終面接では、社長や役員など、会社の経営を担う人物が出てきます。
ここで気をつけるべきことは、役員や社長の仕事の考え方に同意ができるか、ということです。
一次面接を通過したということは、現場の担当者があなたと働いてみたいと思ったと捉えて良いでしょう。
次に社長や役員があなたに確認するのは、スキルや経歴ではなく、あなたが会社の方針や考え方に納得できる人物であるかということです。
ここをクリアできれば、ほとんどの場合は内定を勝ち取ることができるでしょう。

内定が出たらどうすればいいの?


内定が出ても、まだ安心はできません。
と言うのも、内定が出た後にその会社に本当に行くかどうかを決断をする時間が限られているからです。
内定が出てからおおよそ一週間から二週間の間に内定を承諾しないと、内定が取り消しになってしまうパターンも…
ここからは、内定が出た後に取るべき行動の中でも特に気をつけたいポイントを紹介していきます。

内定が出た後にすべきこと
- 直属の上司に口頭で退職を相談
- 上司と相談しつつ退職日を決定
- 退職願を会社に提出
- 業務の引き継ぎを行う
- 関係各所に挨拶
- 社内に挨拶
この流れの中で、特に気をつけておきたいことを紹介していきます。
退職の意思を直属の上司に伝えるときは
最も大切で、そして最も嫌なのがこの退職を報告するということです。
大前提として、会社のメンバーに退職の意思を伝える時は「誰かは知っているけど誰かは知らない」といった状態となるとややこしいので、まずは上司だけに相談しておくと良いでしょう。
上司に退職を伝える際の退職理由ですが、個人的におすすめなのは
- 新しくやりたい仕事が見つかった
- 親の介護で地元に帰らなければいけなくなった
など、明らかに会社ではどうしようもできない(退職を認めざるをえない理由)を伝えることです。
なんとなくイメージできるかと思いますが、転職に寛容であったり、あなたのことを心から応援してくれる上司であれば転職を応援してくれると思いますが、残念ながらそうでない場合のほうが多いです。

そのため、「仕事が辛い」や「人間関係に疲れた」などが理由の転職は、業務量の調整や部署移動、休職提案などの方法であなたの転職を阻止してくるでしょう。
(優しい上司の場合、本当に問題を解決しようという一心で休職や部署移動を提案してくれる人も中にはいますが…そういった人は珍しいです)
なので、伝えるべき退職理由は決してどうしようもないものにして、間違えないようにしておきましょう。
ちなみに、退職時期については次の転職先との兼ね合いもあるので一概には言えませんが、基本的には1〜2ヶ月前には報告。
どれだけ遅くとも2週間前には伝えるのがルール。
※2週間というのが法で決められている部分なので、何かあった時にあなたを守ってくれますが、気持ちの良い退職はできないと思って良いでしょう
業務の引き継ぎは最低でも1ヶ月
退職願が受理されたらあなたが今職場で持っている業務をチームメンバーに引き継がなければいけません。
そして、この期間は一般的には最低でも1ヶ月は確保しておきたいところです。
実際、僕も退職するときは業務の引き継ぎにしっかりと時間を掛けました。
退職するということはチームメンバーの負担を増やしてしまうということになるので、それは申し訳ないと思ったのです。



名刺の引き渡しなどにも注意
退職する際、今の会社で交換した取引先の名刺は会社に全て渡すようにしておきましょう。
普段は各々で慣例していても、名刺の管理方法は会社によって決まりがそれぞれあるため、退職が決まった段階でしっかりと確認しておくのが良いですよ。
特に、コンプラインスがしっかりしている会社や所謂”お堅い”業界では名刺の持ち出しが完全NGである場合もあるため、後々のトラブルに繋がらないためにも、徹底しましょう。
まとめ|第二新卒の転職成功の鍵は志望動機と自己PR!


第二新卒の転職は、一般的な転職活動のやり方とは違って将来性や志望動機など、新卒の就活時によく見られていたポイントと似た部分を見られることが多いです。
それなら新卒の就活のときに考えた自己分析や自己PRが使えるんじゃないの?と思うかもしれませんが、働き始めてあなたの価値観は必ず成長しているので、あたらめて自己分析などを行い、万全の状態で転職活動に挑んでください。
あなたの転職が成功することを、心から祈っています!