社会人2年目は本当に辛いことが多いですよね。
僕は社会人になってもうすぐ7年が経ちますが、一番辛かったのは間違いなく2年目です。
2年目の自分
2年目になって、新入社員が入ってきた。
先輩としてしっかりしないといけないのに、仕事がうまくできない。遅いと言われ、ミスも連続してしまい、怒られ続け、「使えない奴」と思われている。
他の先輩や同期はうまくできているのに…。
仕事の量が増えてきて、周りも新人扱いしてくれなくなってきた。
こんなに仕事ができない自分が情けない。いっそのこと会社を辞めた方がいいんじゃないか…でも、仕事ができるようになりたい気持ちもある。
でも、どうすればいいか分からない。きっとこんな無能は自分だけだ。悩みを知り合いに相談なんてできない…
僕自信がまさにこれでした。
仕事ができないと先輩や上司から怒られてばかり、周囲には優秀な新人や同期が居て、入社したときの自信や、仕事ができる人間になる!という意欲はもうほぼ残っていませんでした。
逃げたい。でも、諦めたくないからもう少し頑張りたい。でも、辛すぎてもうダメかもしれない…
この葛藤の中毎日生きていました。
食事が喉を通らなくなって、気が付いたとき、体重は10kg近く痩せました。
ただ、それでも僕は辛い2年目を乗り越えました。
今では周りからも評価され、マネジメントリーダーとして部下を持てるようにまでなりました。
この記事では、2年目の辛さを乗り越えるためにはどうすればいいのかを紹介していきます。
実際に僕が実践したことなので、同じ悩みを持つあなたの参考になると嬉しいです。
【大前提】"まだ"社会人2年目なんだから、完璧じゃなくて大丈夫
まず最初に、マインドの話からさせてください。
どれだけ凄い人でも、1年や2年で仕事が完璧にできるようになる人なんかいません。
どれだけ早くても3.4年は掛かります。
では、なぜ周りはあなたと比べて辛そうにしていないんでしょうか。
それは、周りは自分の仕事を完璧にこなそう!なんて思っていないからです。
こんな悩みを持つあなたはきっと人への他人への迷惑を掛けたくない、というとても優しい性格の持ち主だと思います。
責任感も強いと思います。なので、他人に仕事を渡すなんて、そんなの責任感が無いと思うかもしれません。ですが、
「自分一人で完璧にこなす=責任感が強い」
ではないんです。
仕事において、責任感というのは最後までやり抜くことをいいます。
そして、その最後までやり抜く過程に、人の協力があっても何も問題はありません。
みんな自分がやりました!と大きな顔をしてますが、仕事は一人ではできません。
そう言う人程、周りに協力してもらいながら仕事を進めているものです。
隠しているのか、本当に自分がやったと思っているのかは分かりませんが、社会人なんてそんなものなのです。
それに、先輩や上司も、他人に手伝ってもらったからといって文句を言ってくるわけではありません。
なぜ社会人2年目になると仕事が辛いと感じてしまうのか
そもそも、なぜ社会人2年目になると辛くなるのでしょうか。
その理由には、以下のようなものが挙げられます。
ポイント
- 新人扱いが終わる
- 仕事量が大幅に増える
- 同期や後輩などの他人と比べてしまう
- 気持ちに少し余裕が生まれて葛藤を覚える
- 本当に今のままでも良いのかと考えるようになる
新人扱いが終わる
最も大きな理由として、周りから新人扱いされなくなる、というのが挙げられます。
- 新人の頃は許されたミスが許されなくなる
- 優しく指導してくれていた先輩や上司が冷たくなる
- できて当たり前だと思われて評価され辛い
これらはどの会社でも起こる、2年目が直面する現実です。

仕事量が大幅に増える
2年目になると、新人の頃とは違って仕事量も一気に増えます。
また、一般的に1年目は単調な作業を繰り返すような庶務を行うことが多いのですが、2年目からは実践的な業務やマニュアル通りにいかない仕事が増えていきます。
そのため、頭の回転が追いつかずに仕事がどんどん溜まっていき、終わらない仕事がどんどん増えていく……といった悪循環が発生してしまうのです。

同期や後輩などの他人と比べてしまう
新卒の同期の中には、仕事もできて職場の人ともコミュニケーションがしっかり取れているようなキラキラした人がいると、どうしても自分と比べてしまいますよね。
こういった他人との比較は、自分が辛くなる大きな原因の一つです。
更に同じ部署に優秀な新卒が入ってきたときは、先輩や上司たちも新卒ばかりを可愛がって少し前まで可愛がって貰えていたのに急に冷たくされてしまう…といったことも起こります。

気持ちに少し余裕が生まれて、葛藤を覚える
1年目、新卒の頃は朝起きると気持ちが引き締まり、新しい環境にワクワクしたり緊張したりしながら出社して、「今日は何をするんだろう」と気持ちが高揚していませんでしたか?
しかし、そんな気持ちも2年目になれば少しずつ収まって、今では仕事以外のことを考える余裕が生まれてくるはずです。
仕事量が増え、周りには優秀な人がいて、新人の頃のように扱われない……
そんな状況で考えることはただ一つ。「自分はなぜここにいるんだろう」という葛藤です。
考えれば考えるほど深みにハマってしまい、仕事が辛く、逃げ出したくなるのです。
本当に今のままでも良いのかと考えるようになる
1年会社で働いていると、仕事内容だけでなく、職場の人間関係・会社の業績・業界全体の流れといった様々なことが見えてくると思います。
また、最初は「どう?もう慣れた?」という会話が多かったのが、2年目になると仕事やプライベートのこれからについて話をするという機会も増えるのではないでしょうか。
そんな話をしているうちに、「本当に今のまま働き続けてもよいのか」「自分にこの仕事は向いていないんじゃないか」「自分は先輩みたいに仕事ができるようになるのか」といった、今より先を見据えたことを考えるようになるはずです。
2年目からは、仕事以外にも悩みが増えてくる時期です。
実際、僕も学生時代の友人とも連絡を取り合うことが少なくなってプライベートでの人間関係に悩みましたし、親からも色々と言われることが増えたため、今のままで良いのかを自問自答し続ける日々でした。
実際に辛い2年目を乗り越えた方法【具体的で効果大】
恐らく、この記事を読んでいる方は「辛いけど、今のままではダメだ。どうにかして仕事ができるようにならないといけない」と考えているのではないでしょうか。
実際に僕も仕事ができないと怒られてばかりだったとき、様々なビジネス書を読み漁ったり、社内外問わず優秀そうな知り合いに「どうすれば仕事ができるようになるか?」というのを質問したりして、たくさんのヒントを貰いました。
そのヒントの中から自分でも使えそうなものを仕事に落とし込んで実践してみると、徐々に仕事ができるようになっていったのです。

そして、仕事ができるようになると驚く程周囲からの扱いも良くなりました。
僕は無能で明らかに嫌われていたのに、旅行に誘われるレベルまで信頼関係を構築することができたのです。
(さすがに旅行は嫌でしたが、プライベートでも付き合って良いと人間性を認めてもらえたのは純粋に嬉しかったです)
ここからは、実際に僕が実践した仕事ができるようになる方法を解説していきます。

シングルタスクを徹底する
2年目からは仕事量が本当に増えます。仕事量が増えて、あれもこれもしないといけない…という状況になると思います。
そんなときにマルチタスクをすると、更に脳がパンクしてしまいます。
マルチタスクとは?
マルチタスクはなんとなく仕事をしている気分になりますが、作業効率がとても悪く、実際は仕事をしても全然進んでいない……といったことが多発します。
そんなときは、一つの仕事に取り掛かったらそれが終わるまで他の仕事はしない「シングルタスク」を意識するのがおすすめです。
一気に終わらすのではなく、一つずつ確実に終わらせていくのです。これを実行して、僕は仕事が終わるスピードがかなり早くなりました。
仕事のスピードを意識的に上げる
ここまでシングルタスクの重要性を紹介しましたが、それと同じぐらい「仕事のスピードを無理やりにでも上げる」というのは大事です。
シンプルなことなのですが、スピードが早くなれば仕事が早く終わります。そうすると自分の抱えている仕事量はどんどん減っていって、気持ちにも余裕が生まれるようになります。

という方も多いと思います。そんな方におすすめなのは、
仕事に取り組むときに以下のような順序で行動を意識してみてください。
- 開始から終了までの時間を予測する
- 実際に掛かった時間を測っておく
- 予測と実際に掛かった時間にどれぐらい差が生まれたのかを知る
こうすることで、普段よりも時間内に終わらせようという意識が強く働き、スピーディに業務を行えるようになります。これを繰り返すことで自然とスピーディな仕事が身につくようになり、仕事が早くなります。
また、予測した時間内に仕事が終わると、「この仕事はこれぐらいの時間が必要なんだ」というのが理解できるので、現実的な1日全体のスケジュールを組むことができるようになります。
調べることを習慣化させる
周りができていても自分ができない場合、それはあなたの能力ではなく、単純にやり方やそもそもの知識が無いから、という可能性が高いです。

といった経験はありませんか?もしかしたら、そのあなたが知らない単語には仕事ができるようになるヒントが隠されているかもしれません。
なので、分からないことは積極的に調べる癖を付けてみるのが非常におすすめです。
- 業務で使うソフトの効率的な使い方
- 周りが使っている自分の知らない用語
- 先輩が早く仕事を終わらせる理由
これらは全て、"今"のあなたが知らないものです。
そして、知らないことは調べることで身につけることができます。
身につけることができると、業務の効率が上がって”仕事ができない自分”から"仕事ができる自分"になることができます。
"今"知らないことは決して悪いことではありません。悪いのは、知らないことをそのまま理解しようとせず無視することが問題なのです。
大切なのは、どんな些細なことでも少しでも分からないと思ったことがあれば必ず調べる癖をつけることです。

ソフトの使い方を覚える
ここからは少し実践的な話になりますが、恐らく今の日本では、働く際に必ずPCを使って何かしらのソフトを使っているはずです。
Excel,Word,Photoshop,CADといった有名なものから、会社独自で開発・運用している専用のソフトなどもあるでしょう。
そういったソフトには、必ずあなたがまだ知らない使い方や、効率的に使える方法があります。
ここは自分から進んで学習しなければいけませんが、逆に言うと、学習するだけで仕事ができるようになる(自分次第で改善できる)のです。
有名なソフトを使っている場合は書店などで効率的な使用方法が紹介されたハウツー本が数多く出版されていますし、会社専用のソフトの場合、必ず社内にマニュアルが常備されているはずです。
それらを熟読し、自分の仕事に少しでも活かせそうなものを積極的に取り入れてみてください。
自分でマニュアルを作る
元々マニュアルがあるケースもありますが、自分でオリジナルのマニュアルを作ってみることも仕事ができないと悩んでいる方にはおすすめです。
マニュアル化には、以下のようなメリットがあります。
マニュアル化が良い理由
- 手順を決めてしまうことで、無駄な作業を削減できる
- いつでも好きな時に自分で確認できる
- 自分でも気付かなかった「分からないこと」が「分かる」ようになる
これら以外にも、棚卸し(自分の業務量・内容を明確にすること)ができるようになるので明らかなキャパオーバーの場合は周りに自信を持って相談することもできるようになります。

といった方もいると思います。
例えば僕の場合、分かりきった日頃の作業から、まだやった事のない仕事まで、自分が思いつく仕事を全てリングノートにまとめていました。
(仕事が終わった後、自宅で自分なりにフローチャートや図解を使ってPCで作ったものを印刷していました)
これを続けると、気がつけばマニュアルを使わなくなっていて、「もうマニュアルはいらないな…」と思える日がきます。
そうなると、あなたは今と比べて仕事が驚くほどできるようになっているはずです。
職場に馴染むための努力をする
周りに優秀な人がいる場合、その人のことを思い出してみてください。その人は”社内で多くの人と交流があって、いつも楽しそうにしている”という特徴がありませんか?
そういった人は、恐らく努力して職場に馴染んでいます。
そして、職場に馴染んで周りと仲良くなるとメリットが非常にたくさんあるのです。
- 分からないことを気軽に聞ける
- 報連相(報告・連絡・相談)がしやすくなる
- ミスしても、「仕方ないなぁ」と許してもらえる
など、快適に仕事をすることができるようになる効果ばかりです。

という方も多いと思いますが、実は、僕含め、若手はこの問題に悩まされている人が多い印象です。
また、学生時代は周りと仲良くできていたのに会社の人とは仲良くするのが難しい…という方も多いです。
これは学校は共通の趣味・同じスポーツを通じて数百人の中から気の合う人を友人にできますが、会社はそういう訳にはいきませんから、仕方がないことだと割り切るしかありません。
会社では、能動的に動かなければ自分のポジションを獲得することはできない、と思った方が良いです。

例えば、
- 何かを断るときは、相手が傷つかない言い回しを考える
- 会話中や会議中、不機嫌そうな顔をしない
- 挨拶は自分から積極的にしてみる
など、こういったシンプルなことの積み重ねによって徐々に職場に馴染めるようになります。
日本人の人間関係は閉鎖的で、仲間にはとても優しいのですが、自分のグループでない人間には徹底的に冷たく対応します。
プライベートまで一緒になるように仲良くする必要はありませんが、仲間だと思ってもらえるように努力をしてみましょう。
先輩や上司の仕事を真似する
社内で評価されている先輩や上司の仕事の取り組み方や周りとの関わり方を、積極的に真似してみてください。
なにかできないことがあるときは、できる人と同じ動きをすれば良いのです。

真似することがどれほど重要なのかは、言葉の語源や昔の偉人からも知ることができます。
諸説ありますが、「学ぶ」という言葉は「真似ぶ」という言葉が語源とも言われています。
それぐらい、この2つの言葉は繋がりが深く、何かを学ぶときは真似することがとても大切なのです。
日本には、守破離という言葉があります。
元々は千利休の訓がまとめられた『利休道歌』の中にある一文を要約したもので、武芸や芸能でよく使われている言葉ですが、最近はビジネスでも聞く機会が増えてきました。
まずは既に結果を出している優秀な人を真似て、その後自分のスタイルを作り上げる、という言葉です。
これは仕事でも同じことが言えて、2年目の社会人の場合は
仕事における守破離とは
守:優秀な人の仕事の仕方を徹底的に真似する
破:真似の中で、自分で改善できそうな箇所を変えてみる
離:自分の経験に基づいた自分専用の仕事の手順が身につく
と置き換えることができます。
大切なのは、この”守”を徹底することです。そうすることで、次の段階である"破"が見えてきます。
破が見えたら、そのときには仕事ができず使えないと言われるような状態はとっくに卒業しているはずです。
休日を大切にする
仕事ができずに悩んでいる人は、平日だけでなく休日も仕事について悩んでいると思います。
月曜が迫ってくる…と恐怖を感じることも多いのではないでしょうか。
少しでも長く休みたい…と、日曜の夜は夜更かししてしまいますよね。その結果、寝不足でしんどいまま月曜日になってしまう悪循環に陥る、なんてことも頻繁にありました。
それでも、せめて土日は仕事のことを忘れましょう。
とは言っても、日曜の夜に仕事のことを忘れるのは難しいと思うので、せめて何か予定を入れてみましょう。
友達と遊ぶ、恋人とデートする、ジムにいく、学生時代の友達にLINEする、ゲームする…一人で映画を観に行く…なんでもいいです。
少しでも気を紛らわして、仕事を忘れる時間を必ず作りましょう。
そして、その間だけでも仕事を忘れてリラックスしてください。
本当に辛いなら、2年目で転職するかどうかじっくり考えてみる
ここまで仕事ができない・辛いと考えている人のために、僕が実践してきた”仕事ができるようになる方法”を紹介してきました。
これができるようになると、あなたは仕事ができる側の人間になると思います。
ですが、いずれも効果が出るまでに時間が必要で、これを全て実践したらからと言って明日から優秀になれる訳ではありません。
ここまで読んでくれているあなたは今の職場でなんとか頑張りたい、という気持ちが強いのだと思います。
ただ、それと同じぐらい「本当に今の会社に居続けてもいいのだろうか」と悩んでいませんか?
「今まで頑張ったし、今も頑張っているけれど、それでも辛いんだ」という方は、以下を読んでみてください。必ずあなたの役に立つはずです。
ポイント
- 衝動的に会社を辞めるのはNG
- 2年目は誰でも転職できる。だからこそしっかり考えるべき
- それでも転職を考えるのであれば、早めに行動しなければいけない
衝動的に会社を辞めるのは絶対にNG
仕事ができないと落ち込み、周りに迷惑が掛かるから・仕事が覚えられないから…という理由で衝動的に会社を辞めてしまう人がいます。
大前提として、絶対に衝動的に行動を起こしてはいけません。
特に、何か失敗や周りから辛いことを言われてしまった時は特に注意が必要です。
僕の知り合いにもいますが、衝動的に会社を辞めてしまうのは今後のあなたの為にならないのです。
辛い気持ちに限界がきて、今すぐにここを去りたい、と思うこともあるかもしれません。
ですが、今の職場に残るメリットが少しでもあるのであれば、グっと我慢して取るべき正しい行動を取りましょう。
2年目は誰でも転職できる。だからこそしっかり考えるべき
仕事を辞めたいと考える人の中には、

と考える人もいます。しかし、実際にそんなことはありません。
一般的に、社会人2年目は第二新卒と呼ばれており、この第二新卒は転職市場において非常に価値が高い存在なので必ず転職先は見つかります。
第二新卒とは
つまり、第二新卒は市場価値が非常に高く、転職しようと思えばいつでも転職できるほど需要が高いのです。
ですが、ここで大切なのはいつでも転職できる"からこそ"本当に転職するべきかどうかをしっかりと考えて欲しいということです。
本来であれば、転職活動をすると決めればすぐに行動すべきです。ですが、まだあなたは仕事を頑張りたいという気持ちが少なからず残っているはずです。なので、衝動的にならず、どちらが自分の為になるのか…ということを考えてみてください。
次の章からは転職するかどうかの基準や、悩んでいるときはどのように考えれば良いのかを紹介していきます。
2年目で転職するかどうか悩んでいるときの考え方とは?
今の会社に居てもいいのだろうか、転職したほうが良いのではないか、今の仕事が向いていないのではないか…と考えるあなたが取るべき行動は
- 今の会社に残る
- 転職する
かのどちらかになると思います。
(無職になるという選択肢はオススメできないので紹介しません)
残るか転職するかどうかを考える際に大切なのは、今の会社で耐えて残る価値があるのかどうかを考えることが大切です。
ここからは、会社に残るべき人と転職を検討すべき人について、更に詳しく紹介していきます。
悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
転職せず、今の会社に残るべき人
今の会社に残るべき人
- 憧れの先輩や上司がいる
- 会社自体は好き
- 異動したい部署がある
- 社内にやりたい仕事があり、まだその仕事をしていない

転職を検討したほうが良い人
注意ポイント
- 今の仕事は好きになれそうにない
- 人間関係が酷く悪化している
- 労働環境が悪い
- 成長産業では無い
- 他にやりたい仕事がある

ただし、「今すぐに会社を辞めて転職活動する」というのはおすすめしません。
同じく、「転職活動をする=必ず転職する」というのもおすすめしません。
転職活動をした結果、今の会社に残るという選択をする人も世の中には数多く存在します。今は辛いけど、今の職場でもう少し頑張ったほうがが自分のためになるから、辛くならないから、ということもあります。
ここからは、そんな「あなたの為になる転職活動」の方法を紹介します。
転職活動は新卒の就活とは進め方が大きく異なるので、転職についてなんとなくしっている気でいる方・自分の為になる賢い転職活動の方法を詳しく知りたい方はここからをしっかりと読んでみてください。
2年目の社会人はどのように転職活動を始めれば良いのか?
2年目の社会人、自分ではもう立派な社会人になったと思うかもしれませんが、社会全体でみるとまだまだ卵のような状態です。
卵を綺麗に羽化させるためには、自分の価値を知ったうえで、正しい行動を取る必要があります。
ポイント
- 自分の市場価値を知る
- 市場価値の見出し方
- 転職を考えているときに相談すべきあなたの味方
上記はいずれも非常に大事なポイントなので、一つずつ詳しく解説していきます。
自分の市場価値を知る【第二新卒の期間はいつまで?】
先ほど、「社会人2年目は転職市場で第二新卒と呼ばれ、価値が高くいつでも転職できる状態だ」ということを紹介しました。
確かに、第二新卒は市場価値が非常に高く、あなたは転職しようと思えば今とは全く違う異業種に未経験で転職することができます。
ですが、第二新卒には期限があります。
それは、社会人3年目まで、ということ。更に詳しく言うと、第二新卒で最も価値が高いのは2年目の時期なのです。
2年目が最も価値が高い理由
- 1年目は社会人としての基礎がない
- 3年目は現職の癖や考え方が根付いている場合が多い
- 2年目は多くの企業で研修が終わり実務に入る頃。基礎が出来上がり、会社の色もまだ薄い状態
つまり、2年目は1年目と3年目のデメリットが無い、最も良い状態で市場価値が高い時期いうことです。
自分の市場価値の見出し方とは?
先ほど、第二新卒の中でも2年目が特に市場価値が高いことを紹介してきました。
しかし、第二新卒の中でも今までの経歴や自分の持つスキル・仕事に対する考え方などによって市場価値は細かく異なります。
新卒の頃に自己分析をしたように、転職活動を行う際には、自分の市場価値をしっかりと理解することが必要不可欠です。
そんな時に使えるのは、ミイダスというアプリです。
ミイダスとは?
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市場価値とは、言い換えれば年収です。その年収が今適正なのかどうかを判断してくれるミイダスは非常におすすめです。

2年目に転職を考えているときの強い味方とは?
それは、リクルートエージェントという転職エージェントです。
【公式サイト】
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もしリクルートエージェントで面談を行っていなければ、僕はずっと仕事の辛さから抜けられず、鬱になっていたかもしれません。
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ちなみに、転職エージェントとは、
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